リードパンチともいわれていますね。
スパーリングや試合などで、とても重要なパンチになります。
今回はジャブのコツについて考えていきます。
打ち方の紹介ではなく、考え方や感覚をメインに進めていきます。
当てようとしないこと
写真はNAKAKO YOKOYAMAさんから頂戴しました。
コツは当ようとしないこと!?
ん?
パンチを当てなかったら勝てないじゃん!
とそんなことを考えてしまいますね。
確かにそうなのですが、ジャブを当てようと考えすぎると
- 力みが生まれる
- 動きが大きくなる
- ガードがおろそかになる
という負の3大連鎖になります。
負の3大連鎖とはどういうことか、解説していきましょう!
1.力みが生まれる
パンチを当てようと意識しすぎると、当てたいという気持ちが身体に力みを生んでしまいます。
力みが生まれると伸びのあるパンチが打てなくなります。
また、パンチの打つ動作が大きくなります。
打つ動作が大きくなると、かわされやすいパンチになります。
そもそもジャブは基本的には相手にダメージを与えるパンチではなく
(とは言ってもダメージを与えるために打つときもあります)
距離をとったり、
ペースをものにしたり、
次のパンチにつなげる為に打つものなので
ジャブを当ててやる!!と意気込んで、力みが入らないように気をつけましょう。
ダメージを与えるために打つには、ペースがとれた後や距離感がわかってから打ちましょう。
2.動きが大きくなる
パンチの打つ動作が大きくなると、ひとつ前にも説明しましたが
相手からしたら打ってくるのがとても分かりやすく見えます。
パンチを当てるには、まず相手にバレないように打つのがポイントです。
良くノーモーションのパンチと言われるそれを目指していきましょう。
パンチがノーモーションになるとジャブでも相手にダメージを与えることができます。
3.ガードがおろそかになる
力みが生まれていると、
- 打つときにガードが開いてしまったり
- 打ち終わりにパンチが流れてしまいます。
1.打つときにガードが開いていると、
自分の顔面が相手にこんにちは!している状態です。
相手からこんにちは!とパンチで返事をもらわないようにに気を付けましょう。
2.打ち終わりのパンチが流れてしまうと、
構えを戻すのが一瞬遅くなります。
その間に相手のリターンのパンチをもらってしまう可能性があります。
このように当てようと気持ちが前に出ることで、
- 力みが生まれする
- 動きが大きくなる
- ガードがおろそかになる
が起こります。
この負の3大連鎖をなるべくなくしましょう。
次に僕流の負の3大連鎖をなくす練習方法があるので紹介します。
船井流のジャブのコツ
僕は現役の頃、ジャブが得意でしたが
当てようとするとうまくいかなかったので触るように打っていました。
触るように打つと
触るだけなので力が要らない
触るだけなので動きがシャープになる
というメリットがあります。
ですが、いくらイメージができても練習しないとできません。
この、触るように打つにもってこいの練習方法があります。
それはタッチゲームです。
タッチゲームとは2人で行うのですが
自分の両肩、両膝をタッチされないように、相手の両肩、両膝をタッチするというゲームです。
このタッチゲーム
僕は現役の頃、自称チャンピオンでした。
自称というのはいろんな選手とやりましたが、タッチゲームではあまり負けたことがないので、生意気に自称チャンピオンを名乗っておりました。
試合でも序盤の立ち上がりはタッチゲームを意識していました。
この意識は本当役に立ちました。
- 触るだけなので力が入らない
- 触るだけなので動きがシャープになる
- 相手に触られないように意識することで最適な距離になる
まさに勝利の3連鎖です。
この勝利の3連鎖を覚えてスーパーリングや試合でブイブイ言わせましょう!
では、また明日!
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